ご存知のように、バブル崩壊以降、人事システムの見直しが騒がれはじめました。また、平成不況の追い討ちで、「リストラ」=「人と給与の削減」がパターン化し、「グローバルスタンダード」「成果主義」「360度評価」「コンピテンシー」などの、定義も実態も定かでない言葉が飛び交っています。その上、「ヨソもやるからウチもやろう」といった横並びの考え方や、「給与に差をつければやる気になる」といった一般論が、相変わらず横行。人事システムの見直しによって、何が得られるのかといった肝心なところが議論されないまま、うさん臭さと暗いイメージだけで、人事システムの改革が語られているような気がします。

 その観点からいうと、J工房は顧客に恵まれていると思います。「改革の狙いは何か、もっとはっきりさせよう」「プロフェッショナルリーダーをどうやって見抜くのか」「そのための仕組みと仕掛けをみんなで議論しよう」など、前向きで具体的な課題解決を望む声が現場には溢れています。これは、「人材が活躍できる場を作ることが一番いいんだ」という想いがどこかでつながっているため。ムードや一般論に流されることなく、自分たちのやるべき事は何なのかをよく知っている人達だからです。