事業部制をとっている企業など期間業績の追及の厳しい組織でよく起こります。短期目標(刈り取り目標)中心で、中長期の課題が目標化(耕し目標、種まき目標)されていないことが多いです。
●診断と処方
現在の環境変化(技術トレンド、市場トレンド、価格トレンド、競合他社の動向、関係法令の変化)のなかで、将来を見通して、何が重点課題なのかを構築していく必要があります。個人一人ひとりの将来予測、仮説−検証、課題構築力を強化することです。
研修事例に、「目標に掲げていなかったが、耕し成果・種まき成果をあげた例」や「目標は達成したが、ペンペン草も生えない状況」を取り上げ、中長期展望に基づく組織課題と個別目標との関係を議論し、整理しましょう。
また、「目標設定時の部下の動機づけ不足」や「業務遂行時の報・連・相不足、OJT不足」を取り上げ、仕事を通じた人材育成のあり方を議論し、整理することです。
●結果
ビジョン・課題・目標の関係が整理される。
上位方針の作り込みに対する下位組織からの働きかけが増える。
業績達成と人材育成の関係が整理され、仕事を通じた人の成長が意識化される。
仕事は与えられるものではなく、作り出すものだという実感が得られる。